冷たい朝
なつ
目がさめる。
昨日とおなじ、朝。
いつもみたいに、ベッドをおりるぼくに、
ヒロトはため息を吐いてねがえりをうつ。
カーテンを開けるのは苦手だから、
さいきんは、カーテンをくぐってながめるようにしている。
まぶしいひかりに目をぎゅっとつむり、
それからゆっくりと開いた。
いつもの朝に、
ぼくは、すこしずつ変化をかんじていた。
「……ヒロト、ヒロト」
「……んだよ、もう少し寝かせろ」
「なんかね、朝が、もっと前にあったみたいなの」
すこし前は、明るくなり始めるところが見られていたのに、
ここのところ、朝は以前よりも早くおとずれるように感じた。
「夏だからな」
「なつ?」
そういえば、変わったことはもっとある。
ヒロトとかけている毛布。
これは、分厚いものから薄いものにかわった。
服も、そう。
そでが、前よりもみじかくなったの。
「ヒロト、ヒロト、夏ってなーに?」
空を見上げたら、ギラギラと太陽がみおろしてくる。
太陽も、げんきみたい。
「そのうち、分かるだろ」
「そうなの」
~ Comment ~
ウオッ
ウオッ、夏になりました。あさひちゃん、朝の初めが見たいのに、もう日が昇っちゃってたね。でも、また四季が巡れば元に戻るから、慣れない育児疲れのヒロトさんを寝かせてあげてね。
知らない事があり過ぎて、あさひちゃんの中はいろいろ大変。ヒロトさんも大変。これから、夏も秋も少しずつはっきりとその身に感じて過ごしていって欲しいなぁ〜。
騒音の様な鈴虫さん達の鳴き声もほぼ無くなり、風の音が強い夜が増えてきました。もこさん、皆さん、温かく穏やかな夜をお過ごしくださいませ。
知らない事があり過ぎて、あさひちゃんの中はいろいろ大変。ヒロトさんも大変。これから、夏も秋も少しずつはっきりとその身に感じて過ごしていって欲しいなぁ〜。
騒音の様な鈴虫さん達の鳴き声もほぼ無くなり、風の音が強い夜が増えてきました。もこさん、皆さん、温かく穏やかな夜をお過ごしくださいませ。
知らないこと…
カーテンをくぐって窓に張り付くなんて可愛すぎ♪
季節の移ろいや日の傾きかたなど、知らなかったことをいっぱい経験できるの楽しみだね♪