温かな春~(同性)小説サイト~

三上×レイ

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三上

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最近同居することになった彼は、結構問題児だ。

「パスタ作ったから食え」

「……食べる意味は?」

「おいおい、ルイに会いに行くんだろ?健康じゃないと」

「別に。会いに行きたいとも思わない。ルイが幸せなら良い」

レイはとにかく無気力で、食べることも、眠ることも、通常の人より随分苦手だ。

折角俺が無償で裁判をしてやったのに、全くもって困った奴だと思う。


「ルイに会いに行くか」

「……いや」


ほんの少し黙るのは、やはり会いたい気持ちもあるのだろうと思う。

人生を一度諦めた人間だ。

全体的に投げ出すことが多く、
多くを求めない。

ただ息だけを吸って、生きている。


「出かける準備をしろ」

「なんで?」

「ルイのいる施設へ行く」

レイはぼんやりと自分の手のひらを見つめる。

入院しているときから、手を見つめることが多かった。
人間を撃ったその手に、何を思っているというのだろう。


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