温かな春~(同性)小説サイト~

翔×悠

過去話②

 ←過去話 →夏バテ

「……見てたよ。悪い夢」

「何の夢?」

「昔のお前の夢」


翔が少しだけ、罰が悪そうな顔をする。


「あの時は、お前なんか一生軽蔑してやろうと思っていた」

「まあ、それも仕方ないね」


翔がそっと俺の頭を撫でる。

まるで、”ごめんね”と言っているみたいだ。


「あの時悠に対して哀れみしかなかったのは認めるし、
拾ったのも、好奇心だった」

「知ってる。でも嘘をつかないのはお前らしくない」

「悠に嘘はつきたくないからね」


抱きしめられて、顔を顰めた。
まだ、慣れない。

こんな風に温かいのは、まだ気持ちが悪い。


「少しずつ気持ちが傾いてくれるように努力するー」

「……っうっせぇ」


ぐっと、翔の服を掴んだ。


もうすっかり気持ちが傾いていること、こいつは、どれくらいわかっているだろうか。


「はは、かーわいい」

「ほんと、うるさい」


あまり言えない、伝わらない。

それでも俺は、こいつが好きになってしまって、仕方がないんだ。




もくじ  3kaku_s_L.png 呟き
もくじ  3kaku_s_L.png 冷たい朝
もくじ  3kaku_s_L.png 理人×春
もくじ  3kaku_s_L.png 翔×悠
もくじ  3kaku_s_L.png 蓮×唯
もくじ  3kaku_s_L.png 高槻×朝陽
もくじ  3kaku_s_L.png 三上×レイ
もくじ  3kaku_s_L.png 春と朝陽
もくじ  3kaku_s_L.png 春と蓮
もくじ  3kaku_s_L.png 全員
  • 【過去話】へ
  • 【夏バテ】へ
  • Tag List 
  •  * |

~ Comment ~

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

可愛い

優しくされたり、抱きしめられるのにまだまだ慣れない悠だけど、ゆっくりと翔だけには、好きな感情を表現出来る様に、受け入れて心地よいと感じれる様になりますように。
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。
  • 【過去話】へ
  • 【夏バテ】へ