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高槻×朝陽

ぼくの心のおかしなこと

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「何考えてんの?お前」

「絵、描くの」


ヒロトが今は描いていいって言ったから、
彼の横に、ぼくの絵を描く。


好きだから、きっと一緒に描いたら、心が満たされるよ。

すぐとなり、手を伸ばせば、届く距離。

カーテンをあけようとするヒロトと、
朝を一緒にみたいって待ってる、ぼく。

さっきまでご飯の準備していたヒロトも、手を止めてじっとぼくのことを見ていた。
仕上がると、それを掲げて、綺麗にたたみ、しっかりと持つ。


「できたの、これも、たからもの。
……いつかばいばいなら、練習しないとなの」

ヒロトからはなれて、部屋中のものを拾ってまわり、集めた。

絵本、もらった、ヒロト読んでくれた、たからもの。
あいうえお表、たからもの。
いろえんぴつも、ある。
メモもポケットに入れて、
それから、机の上に準備されていたスプーンとおはしをにぎった。

そのまま、くまさんによりかかれば、宝物に包まれる。

心はほくほくするはずなのに、目の水が全然かわかない。


「これがあったら、へーき」

自分に言い聞かせる。


だって、平気なはず。
どんなことだって、平気だったの。

「へーき」

好きなものはいっぱいで、
ヒロトが1つなくなっても、ほかがたくさんあるのに。



なのに、どうして。

溜まっていた涙が、次から次へと零れ落ちた。


「……や」


どうして、ヒロトがいないっておもったら、世界がまっくらになるの?


「ヒロトが、いないと、やなの」

宝物につつまれて、ぽつりとつぶやく。


「……ぼく、ヒロトが、好きみたいなの」


ヒロトが大きなため息を吐いて、ぼくの前に座る。

視界に入って、少しだけほくほくする。


手に持っていたスプーンとお箸と絵が取り上げられて、机の上に丁寧に置かれた。

それから、ゆっくりと大きな手が伸びてくる。

「来いよ、朝陽」






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~ Comment ~

今晩わ

きゃー。ヒロト、朝陽にどう気持ちを伝えるの?
気になる!早く続き読みたいです。

こんばんは。初めまして。いつも楽しませて頂いております。朝陽とは誕生日が一緒で白ウサギも飼ってるのでとても親近感があり、可愛いくて大好きです‼
このお話を読みながら「これって泣けてくるヤツかも…」と思ってたら。。やっぱり号泣しました(^_^;)
ここで号泣だったら次回更新では私の涙腺崩壊ですわぁ。楽しみにしております❗

告白

朝陽が初めてヒロトにすきって感情を告白しましたね。゚(゚´ω`゚)゚。ヒロトがいない世界がまっくらってところは、もう号泣でした。いくら大切なものに囲まれてても、1番大切なものを見つけたから…(T ^ T)
ヒロトのおいでにクラクラしました。

Re: 今晩わ

ヒロトもぶっきらぼうながらちゃんと気持ち伝えましたw
上手くかけてたらいいなぁ…と思いますががが!
これからもがんばりますね!

Re: タイトルなし

はじめまして!読んでくださってたんですね!
もうそれだけで本当にうれしいです><
朝陽に感情移入してくださってありがとうございました!
上手く最新話がかけたか不安ですが…!コメントありがとうございました!

Re: 告白

朝陽にとって、ヒロトは本当に大切な存在になりました(*´▽`*)
宝物がたくさんあっても、ヒロトがいないと意味ないみたいですね!
いつも見てくださってありがとうございますこれからもがんばります!
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