温かな春~(同性)小説サイト~

蓮×唯

看病

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蒼狐さんより
熱を出した蓮を唯が看病


―――――――――――――――――

目が覚めると、頭が重かった。
まだ朝は肌寒い中、唯は毛布を自分の方へまきこんで眠っている。

どうりで、寒いと思った。

一緒に寝ることはあまり嬉しくはないことだが、
何分唯がどうしても同じ布団に入ってくるので仕方がない。


……寒い、つーか、頭重い。


ベッドから起き上がり、押し入れから新しい毛布を出す。

おそらく、熱があるであろうことは分かった。
けれど、だからと言って何ということはない。

ただ、唯に移せば単純に面倒くさいことになるので、ソファへ移動しようと思う。


昔は、熱があっても気にせず働いていた。
熱なんてものは、放っておいても別にどうなるわけでもないものだ。


「……蓮さん、どこ行くの?」

呑気に唯が目をこすりながら見つめてくる。


「まぁ、唯はバカだから移ったりはしないでしょうね」

「うん?」

「なんでもないです。目が覚めたのでソファでテレビでも見てきます。
もう少し眠ったらどうですか?」

「起きるー!」


起きる、と言いながらも目は閉じている唯に、この子は本当によく寝るなと思う。


ソファに寝転んで、深く息を吐いた。
頭が痛むと、そこから痛みが広がって目まで痛むように思える。


施設長に切りつけられたあの時、
本来ならいなくなっていておかしくなかったのに。

いまだにこんな一般人と、一緒に住んでいる。


「……頭、痛ぇ」

自分にも気づかない程の声で呟いた。

最近ぬるま湯につかっているからか、熱ごときで辛く感じる。



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~ Comment ~

蓮さんのピンチ…唯の出番ですね!

不器用ながらに頑張る姿が大いに想像出来ます

コメ返

唯は不器用ながら頑張ってくれるでしょう!
何せ蓮さんのことが大好きですからね(*´▽`*)
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