温かな春~(同性)小説サイト~

三上×レイ

生活②

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散々コキ使っても、レイは弱音の1つも言わず仕事をやり遂げる。
顔色1つ変えず、同年代の子から見れば大人びすぎている程だ。

こいつが表情を変えるのは、ルイのことに関する何かであり、
それ以外に顔色が変わるのを俺は今だ見たことがない。

「よし、今日はこれくらいで終わるか。
レイ、何か食べに行くかー?」

「行かないけど」

「はぁ!?わざわざ俺が外食に誘ってやってんのに」

「何食べても同じでしょ」


食に恐ろしく冷めているレイは、何を食べようと特に何の感想も述べない。

そもそも、必要以上に食べなくても良いという変わり者だ。

飯が全てであり、美味しい物を食べるためにお金を使いたい俺とは、まさに正反対。


「よし分かった!
焼肉食いにいくぞ焼肉!」

「肉?」

「すげー高い肉食わしてやる!」

「別にお腹すいてないけど」

眉間に皺を寄せてレイを睨むが、全くひるむ様子がない。
そんな様子を見ながら、秘書がそっと笑う。

「何か先生とレイさんって似てますね」


一体、何が、どこが似ていると言うのだ。


「決めた、今日は焼肉に行く。付き合え!
君ももう帰っていいぞ」


大きなため息を吐くレイの手を引いて階段を下りていく。
大きな態度をとるが、手にとるレイの手は異様な程細いと思う。


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