温かな春~(同性)小説サイト~

理人×春

大切な物①

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✳︎✳︎ 理人

春は、毎朝悩んでいる。

朝食を作る俺の横で、春はいつもサイドテーブルに目を向けていた。

そこにあるのは、チェーンの通ったリングと、
海色のネックレス。

春は、そのどちらをつければ良いのか分からず、毎日泣きそうな顔で悩む。


目玉焼きを作りながら、春を横目で見るのが、俺は好きだった。


両方を手に取りながら首に当て、そしてふるふると首を振りまたサイドテーブルに戻す。

どちらも大切だと思ってくれているのが伝わる。
だからこそ、どちらもつけれないのが哀しくて悩むのだ。


「どっちでもよくない?」

声をかけたら、春はゆっくりと首を振る。


両手に乗せて悩み、縋るように俺を見る。


「今日、どっちつけるか、決めて……っ」

「じゃあ、指輪の方にしたら?」


お皿に朝食を盛りながら、適当に答えたら、
春は頷きながらも両手のネックレスをまた眺めた。


「海の色の方も、大事……!」

「知ってるよ、じゃあ海の方にしたら?」


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