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【  2017年06月  】 

看病③

蓮×唯

2017.06.30 (Fri)

 台所から、本来であれば絶対にしないような陶器と陶器がぶつかるような音がする。一体どんな雑な調理をしようとしているのだろう。「水を、600ml鍋に入れる……。600ってくどれくらい!?ぺ、ペットボトルー!」「何でペットボトルなんですか」「ペットボトルに5本線引いて1本と1目盛り!」「いいですよもう、適当に入れたら」いくら料理をしたことがない唯とはいえ、おかゆ程度でおかしな物はさすがに出来ないとは思うけれ...全文を読む

看病②

蓮×唯

2017.06.29 (Thu)

 それから、どれくらいの時間が経っただろうか。眠ってはいないと思うけれど、目を閉じていた時間が長く、どことなく頭がぼんやりとしている。おでこに感じる不快な感覚に目を開けると、唯が心配そうに見下ろしていた。「蓮さーん、大丈夫?大丈夫なの?」どことなく泣きそうな唯に、何て大袈裟なのだろうと思う。おでこに置かれているのは濡れタオルであろう。それを持ち上げると、水が滴り、顔を濡らす。「絞りなさい、置きたいな...全文を読む

看病

蓮×唯

2017.06.28 (Wed)

 蒼狐さんより熱を出した蓮を唯が看病蓮―――――――――――――――――目が覚めると、頭が重かった。まだ朝は肌寒い中、唯は毛布を自分の方へまきこんで眠っている。どうりで、寒いと思った。一緒に寝ることはあまり嬉しくはないことだが、何分唯がどうしても同じ布団に入ってくるので仕方がない。……寒い、つーか、頭重い。ベッドから起き上がり、押し入れから新しい毛布を出す。おそらく、熱があるであろうことは分かった。けれど、だからと言...全文を読む

絵本

春と朝陽

2017.06.27 (Tue)

 蓮さんより朝陽と春が遊ぶ話春―――――――――――――朝陽の家に遊びに行ったら、嬉しそうに絵本を持ってきた。前あげた方の絵本で、誕生日に渡した絵本の方は、まだ読んでいないんだって。「ヒロトが読んでくれないの」「うっせ。自分で読めるようになればいいだろ」高槻さんは悪態をついて舌打ちをうつ。俺なら少しびくついてしまうような動作だけれど、朝陽は何とも思っていないみたい。「これね、傘なの」「うんうん、傘だね」一緒に絵...全文を読む

ブライダルベール

春と蓮

2017.06.25 (Sun)

 理人さんが立ち上がり、かわいらしいコップを持ってきてくれる。そこに一輪花をさせば、それはとても綺麗に見えた。「少し、行ってくる」「うん、一緒に行く?」「ううん、一人で、行ってみる」「分かった。マンションの外には出たらだめだよ」理人さんと外には出ない約束をして、家を出た。彼が横にいない中一人で歩くことはそんなに多くなくて、どことなく緊張する。インターホンを鳴らしたら、想像通りの人が出てきて冷たい目で...全文を読む

ブライダルベール

春と蓮

2017.06.24 (Sat)

 「ねぇ、誰?教えて?」理人さんの腕を掴んで見上げたら、彼は戯れに俺の頭を撫でた。「春、その花ね、ブライダルベールっていう花みたいだよ」「ブライダル、ベール?」「花言葉は、あなたの幸せを願います、だって」幸せを、願う。俺の幸せを願ってくれる人。「あの人は外見も雰囲気も冷たくて、間違えたこともあったと思うし、歪んでしまったことも、あったと思う。それでも、結果的には春を守ってくれた」頭の中に、1人の人物...全文を読む

ブライダルベール

春と蓮

2017.06.23 (Fri)

 コメント 奏愛雪花さん、まっちゃさんより春と蓮の関わり春―――――――――――――――――朝陽の誕生日を、皆で祝うことができた。なんとなく理解していない感じはしたけれど、俺も最初はそうだったし、今頃温かな気持ちになっているかもしれない。俺の誕生日も、理人さんが素敵なものにしてくれた。「理人さん、そういえば」「ん?」「俺の誕生日に、家の前に花を置いてくれた人は誰だったのかなぁ」ベランダの綺麗な白い花に水をあげながら...全文を読む

意外な才能②

高槻×朝陽

2017.06.22 (Thu)

 「何で最初にクマのぬいぐるみを描いた」「だって、ヒロトが描いたらって」確かに、言った。一体俺は何を嫉妬しているというのだろう。「ヒロト、ヒロト。もっとたくさん描いていい?」「描けばいいだろ」「次はね、傘を持ったヒロトを描くの。どうぞって入れてくれるの」それは、まるであの絵本のようだ。朝陽の頭の中は、いつも空っぽで、だからこそ、俺達には考えられない世界が彼の中にはあって。「傘さしてもらったら、僕は濡...全文を読む

意外な才能①

高槻×朝陽

2017.06.21 (Wed)

 智雪さんより頂いたネタです!――――――――――――――――――――あいうえお表の朗読か、絵本のページをめくるか、くまと戯れるか、スプーンと箸を握りたくてうずうずしているかしかない朝陽に、何か夢中になれる物はないかと紙と色鉛筆を渡してみた。朗読はうるさいし、絵本は”読んで”と来られると困る。くまと戯れているのは何かむかつくし、スプーンと箸はこの前没収したばかりだ。「これ、なに?色があるの。文字の練習?」「絵でも描いたら...全文を読む

生活④

三上×レイ

2017.06.20 (Tue)

 特にレイの表情が崩せぬまま、彼は少しの高級肉を食べて満足した。彼にとって、食事というのは本当に興味のないことなのかもしれない。ルイのこと以外で彼が夢中になったり、好きになる何かがあれば良いのだけれど。「1つずつどうぞー」会計を済ませると、小さな可愛いカゴが出てくる。口内がすっきりするタイプのガムと、薄桃の紙に包まれた飴だった。「ほら、やるよ」もはやどちらが良いか聞くこともせずレイの手の平に飴を乗せ...全文を読む

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プロフィール

もこ

Author:もこ
もこ 20△
主にネットで小説を書いています。

twitter:@moco_ice
メール:mocoice21@gmail.com

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