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【  2017年05月  】 

ほんの少し、温かな春③

三上×レイ

2017.05.31 (Wed)

 「……行く」「もういいのか」しばらく見つめていた後、レイの方からそう切り出す。”行こう”とか”もう帰ろう”でないのは、どこか違和感も感じる。レイの世界は、まだ自分とルイしかいないのかもしれない。「やっぱりまだ会えないものなのか?ルイはきっと喜ぶと思うけど」彼は俺の言葉に返答もせず、歩き出す。これまでルイのことで散々悩み、散々苦しんできた彼のことだから、きっと何か思うところはあるのだろう。駅までの道中、桜...全文を読む

ほんの少し、温かな春②

三上×レイ

2017.05.30 (Tue)

 「遠くから」「ん?」「遠くからなら見たい」まだ会う自信がないというレイに、確かにいきなり会わせるのも酷だろうかと思う。レイの頭の中は、幼い頃からずっとルイでいっぱいだったのだ。決別も、拒絶も、大きな意思のもとで行っていた。「じゃあ覗くか。ちょうどこの時間なら、つく頃は自由時間で庭に出ているかもしれない」「覗くだけなら」「それならパスタ半分食べてやるから、それだけ食べて準備しろよー」少しだけ唇を噛ん...全文を読む

ほんの少し、温かな春①

三上×レイ

2017.05.28 (Sun)

 三上ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー最近同居することになった彼は、結構問題児だ。「パスタ作ったから食え」「……食べる意味は?」「おいおい、ルイに会いに行くんだろ?健康じゃないと」「別に。会いに行きたいとも思わない。ルイが幸せなら良い」レイはとにかく無気力で、食べることも、眠ることも、通常の人より随分苦手だ。折角俺が無償で裁判をしてやったのに、全くもって困った奴だと思う。「ルイに会いに行...全文を読む

プレゼント⑤

翔×悠

2017.05.27 (Sat)

 悠⑤ーーーーーーーーーーーーーーーー「……翔さ、ひよこ好き?」「へ?まあ好きだけど?春君のひよこさんとか可愛いよね」「あれより少し小さいのとかでも好き?手触りとかは、そこそこいいと思うんだけど」心臓がどきどきして、声が小さくなっていくのが分かる。こうして石橋を叩いたところで、何が変わると言うのだろう。思うのは、家族があった頃の誕生日のことだった。何かを願って、それが一瞬にして崩される瞬間。「うん。大...全文を読む

プレゼント④

翔×悠

2017.05.26 (Fri)

 悠④ーーーーーーーーーーーー顔に触れられそうになり、慌てて後ろに下がろうとする。が、ドアにぶつかりそれ以上は下がることができない。「こらー何持ってんのってー」「……っさわんな」思わず、手を顔の前へ持っていく。触られたくないとか、怖いとか、そう言ったものは、もう随分こいつに対しては感じなくなってきていた。あるのは、触られてしまうともっとこいつの中に取り入られてしまうような、何ともいえない高揚感。これ以...全文を読む

プレゼント③

翔×悠

2017.05.25 (Thu)

 悠③ーーーーーーーーーーーーーー道路を渡れば、見たことがある車がちょうど弁当屋の駐車場に入り、慌てて包装された物を背中の後ろに隠す。「ん?何で向かいから来たの?お疲れ、とりあえず乗りなよ」窓から声をかけられ、仕方なく後部座席に乗る。正直、ドキドキして仕方がなかった。何故手の中にこんな物があるのかという後悔しかない。「……今日、給料入った」「そうなの?おめでとう!お祝いだねぇー」一体何のお祝いだと言う...全文を読む

プレゼント②

翔×悠

2017.05.24 (Wed)

 悠②ーーーーーーーーーーーー買う、買わないは別として、とりあえず店の中に入る。「いらっしゃいませー」元気な店員の声に一瞬で外へ出て行きたくなる。目を向けた先には、うさぎのもふもふしたぬいぐるみや、くまのぬいぐるみなんかもあった。壁はピンク色で、ファンシーだ。逃げ出したい、真っ先にそう思う。やっぱりあんなもの、翔が喜ぶ訳がない気がして来た。「何かお買い求めですかー?」「……っあ」若い女性に顔をぐいっと...全文を読む

プレゼント①

翔×悠

2017.05.23 (Tue)

 悠①ーーーーーーーーーーーーーー翔には、癖がある。帰宅した時に、春からもらったひよこさんを、ぽんぽんと撫でるのだ。よほどひよこが好きなのか、戯れにしているのか、分からない。理由を聞いたことはあるけれど、教えてはもらえなかった。「いつも何撫でてんの。俺がもらったものなんだけど」「えー?もしかして、悠こんなひよこに妬いてんのー?」馬鹿じゃないのかと思う。そんな会話をした数日後、バイトでの初給料が出た。...全文を読む

眠る前

高槻×朝陽

2017.05.22 (Mon)

 朝陽は、家のベランダから外をぼんやりと眺めるのが好きだ。最近それは、朝だけでなく夜もになった。「ヒロト、きらきら。夜なのに朝があるの」「星だな」「ほし?」「おい、いいからそろそろ寝るぞ」「や」そして良いことなのか悪いことなのか、俺に若干の反論をするようになった。もともと全く自分の意見を言わないやつだったから、これは成長の1つなのかもしれないけれど。時計を見ると、0時を回っていた。そろそろ眠くなるは...全文を読む

うさぎと小動物男子

春と朝陽

2017.05.21 (Sun)

 春が朝陽にもうさぎさんを見せたいというので、朝陽と、高槻と、春と、俺で以前も行ったふれあい広場に来てみた。朝陽の体力がないので、今回もうさぎだけ見れば良いだろう。「理人さん」春が、どこかうずうずしたような声色で言う。早くうさぎのところへ行きたいのだ。こういう姿を見ると、あの時のことが楽しかったことが伺えて嬉しい。「いいよ、行っておいで」「うん、朝陽、おいで」朝陽が春の後ろをぽてぽてとついていく。う...全文を読む

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プロフィール

もこ

Author:もこ
もこ 20△
主にネットで小説を書いています。

twitter:@moco_ice
メール:mocoice21@gmail.com

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